菜箸備忘録

備忘録、若しくは自由帳

高滝湖目指せ10束

1タックル選定

高滝湖で10束釣るには選択肢として手繰りと電動の二択となってくる

ではどちらを選択するのが良いのだろうか?メリットデメリットを見ていこう

まず、電動、これは言わずもがな現代ワカサギ釣りの最もメジャーな手段である

正確な棚カウンター、交互に挙げることにより途切れなく釣りあげることが出来る。デメリットとしては浅場においては回収速度が手繰りに負ける点と縦の釣りにしかほぼ対応出来ないことである。

 ちなみに私の場合基本的に電動がメインであるやはり風に強いのは高滝湖において大きなアドバンテージである。

次に手繰りであるが何よりのメリットはその感度の良さであるワカサギが離して逃げるとこまでバッチリ分かる最高の手感度だ、これは電動では味わえない醍醐味である、またチョイ投げることに全層を探ることができるのも魅力的だ。高滝湖のベテラン勢は手繰りが非常に多く感じる。

デメリットとしては風に弱いことだ、どうしても風が吹くと手繰ったラインが風に舞いトラブル率が上昇してしまう、これは手返しを最重要視するこの釣りではなかなかに痛いものである。

上に挙げた二つのタックルはいずれも高滝湖で大きな威力を発揮する、メリット、デメリットを考え自分に合った選択をして欲しい、

 

2ポイント選定

次にポイントの選定である高滝湖では上流からBエリア、Cエリア、Aエリアとロープが張ってある基本的に10束率が高いのは上流のBエリアである、とくに堰谷橋と境橋の中間にある第三漁礁近辺はかなり有望なポイントだろう。

 ポイントの選定に関しては週刊の釣果をHPで確認してその近辺に陣取るのが確実ではある、プラスアルファの要素として深場から駆け上がったところやミオ筋は魚探でチェックすると良いだろう、彼らは湖底の溝筋を通り道として捕食はそこから一段上がったフラットで行っているように感じる、私の大会などでのポイント選定基準などもそれである

 ちなみに大会では釣れている場所が一か所でそこが例年のワカサギ移動パターンからずれているときは必ず前日に過去のウィニングポイントは確認しておこう、例えば今年はCエリアが釣れてはいたが例年の釣れ具合とはかけ離れていた、そのため前日の下見ではあえてCでは釣らずにBAで竿を出し釣れ具合と二年魚の多さからBエリアに決めた、これは結果優勝という形になった、例年の優勝ウェイトは2000g前後約1000匹が目安となる、この大会時1000というのは時速で換算すれば220/hである、前日までの釣れ方的にCエリアでは到底、無理だろう釣果であった

3いつ釣る?

10束狙いなら12月中一択であるとくに2週くらまでは狙い目である、ときたま12月に爆発することもあるが極めて稀であり、あまり期待はできない。

 

4手返しUPUP

片手外しは必修であるこれが出来なければかなり難しい、よく道糸を持ってワカサギ外しに通している人を見るがあれはNGであるハリスが痛むし絡みやすい、あくまでワカサギ外しは補助と考えしっかりとチモトを持ってワカサギは外してあげよう。

 また、これは個人的な考えではあるが釣り座は低めに構えた方が良いだろう、たまに小さな脚立を持ち込んでやっている方をみかけるが釣り座が高いと魚を上げるときに仕掛けが水中から多く露出してしまい風が吹いている中だとトラブルの原因にもなりかねない、そのため私は釣り座を出来る限り低くしている(腰が痛くなるが)

 

5食い渋り対策

ともかく餌替えand餌替えである前述したがともかく数を釣るには餌替えを徹底して欲しい、これはイコールで食い渋り対策になるまたショートバイトがあるが乗り切らない場合は狐の小針を使うのも良いだろう、基本的に入れ食い時は袖針をベースとするが掛からないと意味がないのである。

 

大会戦略

私が過去出場した大会の成績は4位、5位、2位、5位、1位である表彰台こそ少ないものの安定した釣果を出し続けていると自負している。

 これはポイント選定もあるがひとえに手返し速度を常に意識している点が大きいと思う、常に釣行の際は釣り座を意識し自分のペースで釣りをしつづけるのだ。

活性の高い時は穂先を見ずとも落とし込んでどの程度のタイミングでアタリが出るかを分かってさえいれば早い高回転の釣りが出来ると思う。また無闇に多点掛けを狙うのではなく2,3を高回転させる方がよい。

 魚が水中に長い間入っているのはあまり好ましくなくブラックバスなどの魚を呼び寄せてしまう可能性も高くなってしまうからだ。

大会が行われる12月初旬はまだ水温も高くバスの活性が高いそんな状態で待ちをするのはトラブルの素である。

そして、何よりも大事だと思うのは魚探離れすることであると私は考える、この大会は特殊で大会時の魚探使用は禁止されている、これは普段魚探に頼った釣りをする人にとってはかなりの痛手だ、私も魚探は愛用するが普段からそれ頼みにならない釣りを心掛けているつもりだ。

昔、金のない貧乏学生だった時代は魚探無で地形、水温、気候等の多様な条件からポイントを絞って釣りをしていた、それが間違いなく大会では活かされていると考える。

魚探に頼り切ってしまうとどうしても自分の選定した棚、ポイントに自信が持てなくなってしまうし、棚を一から探ってということが出来なくなってしまうだろう。

仕掛け、なに使う?

書き忘れていました、仕掛け。

ずばりオススメはオーナーの時短ワカサギである、これは今期使用して見て非常に良かった。ただ魚のキープ力が些か悪く多点掛けには不向きといえるだろう、ダイワの速攻シリー

ズも良い、仕掛けのキモとしてはハリスの長さと針数である私は7本針のロングハリスを愛用している、なぜ7本なのかというと5本だと誤ってハリスを切ってしまった場合に4本針で釣りを再開する必要があるこれだと釣り効率が悪くなってしまう、また5本針仕掛けは全長が短く65㎝前後が多く棚を広く探りたい時にも不便である、7本であれば85cmと捌きやすく、尚且つ棚も多少は広く探れるのでオススメである。

 

高滝湖で10束釣るのはそう難しいことではない、準備とタイミングさえ合えば誰にだって機会はある。来期にはなってしまうが是非ともチャレンジしてみて欲しい