ストライクウィッチーズRtoB 第4話「200マイルの向こう」
3話に続いて本当に良いものを見させてもらえた。
構図は同じでも心境は違う、以前の感想でも書いたが各キャラクターの成長や本来の姿が色濃く丁寧に描かれた1話だった。
まずはアバンでシャーリーのボンネビルでの記録が破られたのが分かりワチャワチャする。
新聞を踏みつけるシャーリーに発進します!を感じたのはわしだけじゃないはず・・・
得意げにラピット号を出してくるもルッキーニに古いと言われ変な声を出すシャーリー可愛い
宮藤の訓練を色々とヤキモキしながら眺めるバルクホルン、
1期の構図では妹のクリスとその姿を重ねて焦燥する姿があったが今は宮藤を心の底から心配する、心配の余りコーヒーがこぼれてても気づかない。大丈夫かこの姉・・・
そんな中でシャーリーとルッキーニは記録更新へといそいそと改造に励む、新しいマフラーなんか取り寄せてみたり。
案の定バレてバルクホルンにゲンコツをもらう、昭和kか!
夜中まで作業をしていると夜間哨戒にきたエイラーニャが登場
この4人の組み合わせってあんまり無いよね。
ヨッ!ヤッテンナー
ナラ、ワカンナクテイイヤー
この辺りのエイラの適当さ加減がいい味出しててホント好き。
翌朝のテストで記録更新!
しかし自身もバイクもまだまだやれる!と納得いかないシャーリー、200マイルを目指すと言います、さすがのルッキーニも出来るのぉ?とでもシャーリーはアタシに勝手にスピードの壁なんか作るな!と自信満々でした。
そんなこんなでネウロイ君登場、今回はEEライトニングがモデルの高速巡行型。
バルクホルン、ハルトマン、エイラーニャのかなり強力なシュバルムで出撃するも仕留めきれず逆に基地を爆撃されてしまう。
この戦闘で如何にエイラの未来視が強力で完璧な偏差射撃が出来てもそれをも上回る速度だと当てきれない描写が印象的だった(EBR死ね)
爆撃によりシャーリーとルッキーニのストライカーは破損・・・
そんなタイミングでP51の新型typeHが到着。
シャーリーに使うようにバルクホルンが言うが乗り気じゃないシャーリー、
しかし、ミーナが上手くエサで釣って速攻乗り換えるシャーリーであった・・・。
(ここら辺の小清水女史の素っぽい演技好き)
そんなシャーリーをみて何かを思いついたルッキーニだった。
翌朝、いやに早起きなルッキーニは寝起きのシャーリーにプレゼントがあると格納庫へ連れていく、そこにあったのはルッキーニにより魔改造されてしまったラピット号の変わり果てた姿が・・・
流石のシャーリーも怒り心頭で言い合いになってしまい昼食にもこないしルッキーニもカリカリしている、さすがにバルクホルンも心配する。
この昼食シーンで宮藤は魔法圧回復のためにモリモリ食べる、既視感
そんななか
海辺でルッキーニが拗ねて一人で泥団子を作っているとバルクホルンが歩み寄ってくる
バルクホルン「綺麗だな。」
ルッキーニ「ここまで作るのに、すっごい頑張ったんだよ」
バルクホルン「じゃあ、それに羽根とプロペラをつけたらどうだ?」
ルッキーニ「えー、ダメだよそんなの。」
バルクホルン「どうして?」
ルッキーニ「どうしてって…あっ・・・」
バルクホルン「そういうことだ。」
完璧な姉ムーブでルッキーニを諭すバルクホルン、
これが本来のバルクホルンなんだなぁというのをしみじみと感じた。
JG52時代もボニンとチェスをしたりしてたね、そんな余裕のある時代でもマルセイユと伯爵はダメだったみたいだけど。
あとこのシーン砂についた足跡でバルクホルンとルッキーニの歩幅の違いまでキッチリ描かれているので注意してみて欲しい
バルクホルンに諭されシャーリーにコソコソと謝りにいくルッキーニ、でも先に謝ってきたのはシャーリーからだった、
「ごめんな。せっかくルッキーニが改造してくれたのに、ツマんねーこと言っちまって。」
そして自分はリベリオンの片田舎の出でラピット号がいなければそのままそこで暮らしてただろし、ウィッチになることもなくルッキーニと出会うことも出来なかっただろうと話す、
ラピット号で200マイルは実際には無理だろう、でもアタシは諦めたくないんだと。
ルッキーニ「夢を追わなくなったらおしまい!シャーリーが前言ってた!」
「・・・あぁ!そうだ!夢を追わなくなったらおしまいさ!」
最高の笑顔で返すシャーリー
そして2人でラピット号に向かうのであった
そして翌日、ネウロイの警報で目を覚ますシャーリー
隣で寝ていたルッキーニがいないことに気付く
ルッキーニはシャーリーの200マイルチャレンジを邪魔させまいと先行したがP51Hを扱いきれず(野生馬だからね・・・)
基地の目前に迫ったネウロイに撃ち落されてしまう、落下するルッキーニを追撃しようとするネウロイ、そこへ滑走路をラピット号で疾走するシャーリー
慣性を利用してルッキーニをキャッチして落下、ラピット号はネウロイに破壊されてしまう。
落下するシャーリー達を掴んのはバルクホルンだった。
ここは2期4話のオマージュ、
2期では暴走したジェットからバルクホルンを救うために伸ばしたシャーリーと対になっている。
イイ・・・。
そして今まで、リベリアンやらお前呼びだったバルクホルンがシャーリー呼びになっているのもまたエモい。
また、シャーリーの邪魔をしてしまった、バイクが無くなってしまったと泣くルッキーニ、それに対して怪我をさせるところだった、バイクや200マイルの記録なんかよりお前が大事なんだから!とシャーリー。
ここで主題「200マイルの向こう」に繋がるのですねー
なんかもう大円団な感じだけど、ネウロイが逃走します。
は、早い!となりますが、そこはシャーリーが追跡します。
あっという間にネウロイの頭を抑えて「ルッキーニの借りだ!」
とミーナのMG42でコアをキッチリ破壊して決着!
帰投したシャーリーにルッキーニが抱きついておわり
その頃海中に没したラピット号の速度計の針は・・・・
今回の脚本は築地先生とのことで丁寧な心情の描写、熱いシーンは熱く、面白く可愛いシーンはもっと可愛く面白くと本当に贅沢な構成になっていた。
1、2期はどうしても主人公を主軸において話を進めなければならないので同じパターンになりがちだが劇場版、OVA挟んでの3期ともなれば主人公以外の各キャラクターの関係性を描けるのは12年という歴史を積んでこれたからだろう。
次回はペリーヌ回、通常ならばシリーズ後半が持ち場のペリーヌだが前半にくるということは後半少し毛色が変わるのかもしれない。
益々楽しみだ!!